一目惚れしてしまった!でも、恋は賞味期限付き?恋愛を「好きかどうか」だけで考える人の落とし穴。

こんにちは、タロット占い師の星猫です。

突然ですが、皆様は「一目惚れ」の経験っておありでしょうか?

そう、いわゆる「恋に落ちる」と言うやつです。その人の事を知ってしまった瞬間、もしくはその人のとある一面やちょっとした言葉なんかで好きになる…寝ても醒めてもその人の事が脳裏にチラつき、会ったり連絡を取り合うとドキドキしてしまう、あの感情です。

「惚れる」とも言いますね。一般的に男性の方がいわゆる「一目惚れ」は多いらしく、女性はその人を見た瞬間と言うよりは、その人と関係性を持って始めて恋に落ちる事が多いようです。

さて、そんなこんなで本日のテーマは「恋」についてです。

「恋愛」と書かれるだけに、「恋」と「愛」の概念は良くごちゃごちゃになって解釈されがちですが、実はその本質は大きく違うものです。

恋をすると、胸がいっぱいになり、感情が昂りますよね?なおかつ、その意中の御相手と恋人関係になれようものなら、人は全能感に満ち溢れ、なんでもこなせてしまうような気にすらなります。

それだけ強い感情なだけに、恋をしている間は、その気持ちは変わりようが無いものの様に思えます。

でも、実際はそうではありません。

皆様も、多くの人がこの「恋」を経験した事があると思います。何も恋愛関係まで発展しなかったとしても、恋をしていたその時は、その人の事を考えたり、会ったりするだけでドキドキしていたはずです。アイドルやVtuberなどを好きになるいわゆる「推し活」も近い感覚なのかもしれません。

では、未だにあなたはその御相手に対して「恋」をしていますでしょうか?最近好きになったばかりならそれはそうなのでしょうが、5年前や10年前に好きになったり付き合っていた人、今も一緒に過ごしている夫婦など、未だに恋をしていますか?

よほどのトラブルがあったり、それによって不快な思いでもしてない限り、未だに好きは好きなんでしょう。

でも、当初の様な会うだけでドキドキするようなあの感覚はお持ちでしょうか?思い出す事はあれど、そう心を動かされる事は無いと思います。

何故でしょう?今日はその理由と、それでもパートナーと幸せに過ごして行く為にはどうすれば良いのか?お話をしていきたいと思います。

○恋は賞味期限付き?

こんな言葉があります。

「美人は三日で飽きる」

よく言われる言葉です。もっとも、大変に失礼な言葉ですが「ブスは一日も好きにならない」と言う言葉もあります。

厳しい言葉の様ですが、誰もがよく知る言葉であり、それだけ皆が共通認識として共感していると言うことでもあります。

結論から言いますが、あなたが昔恋をしていたお相手に対しドキドキしなくなったのは、単なる「飽き」です。

三日と言うのはいささか極端なのでしょうが、人間が、特定の新たな刺激に対して感情的に支配され、強い影響を受けることが出来るのは、3ヶ月から3年だと言われます。

これは、脳医学による研究で明らかにされています。気になる人は、是非調べてみてください。

恋は、そもそもに本能的かつ、直感的のものです。あれこれ理由をつけ、美化したがるのが人間の性ですが、感覚的なものなのですから、当然それは物理的な脳の働きに基づいたものになります。

「恋が冷める」その正体は、単に人間の脳がその刺激に「慣れ」、そして「飽きた」と言うことに他なりません。飽きてしまった以上、次に求めるのは「変化」や「新しい刺激」であり、それ以上に同じものを以前のように強く求めなくなります。

勿論その刺激を無くしてしまったり失う危機に瀕した時には、再度強く求めるようになるのですが、一度慣れてしまった人間は、同時にそれがある事がさも「当たり前」になってしまい、本当に取り返しがつかなくなるまで、それを求める事はしないでしょう。

そうして、結果的に生まれるのが「失恋」と言う体験です。

「失恋」には二つの意味があります。「恋する気持ちを失う」事と、「恋愛関係を失う事」です。後者が一般的な意味として浸透していますが、実はカップルのほとんどがその前段階で前者「恋する気持ち」をどちらかが、または双方が失っています。そして、それはあまり皆さんが気が付いていないか、認めたく無い事実でもあります。

○蛙化現象の真実

前文で、「恋する気持ちを失った事」について、認めがたい真実であると論じました。

人は、矛盾を嫌う生き物です。恋をしている時はそれが永遠だと思っていたのに、それが無くなった事を受け入れたくは無いのです。「好きだったけど、飽きた」なんて勝手な自分を許す事が難しいのです。

だからこそ人は、その自分の「飽きた」と言う気持ちを正当化する為に、合理的な理由を見つけようとします。それを分かりやすく表しているのが、少し前に流行語になった「蛙化現象」です。

「蛙化現象」の世間一般での認識は、「○○(不快な事や気に入らない事)があったから、気持ちが冷めてしまった」です。しかし、これは真実ではありません。

「蛙化現象」が起きる時、既にあなたは御相手に対して「恋する気持ち」を失っているのです。要するに、御相手と言う刺激に対して既に「飽きて」しまっているのです。

でも、前述した通り、ほとんどの人はその自分自身の気持ちを受け入れる事が出来ません。だからこそ、その「飽きた」を正当な理由である「冷めてしまった」に変換し、自分が悪くならないように合理的な理由を見つけて、結果的に離れようとするのです。

このプロセスこそが、「蛙化現象」の真実です。要するに、「認めたくない自分の感情を、相手のせいにしている」だけなのです。

心理学の巨匠アドラーは言いました。人は「○○だから」と言った原因論によって動かされるのではなく、「○○の為に」の目的論によって行動している、と。

これに当てはめるのであれば蛙化現象の目的は「自分が可能な限り悪くならない形で、相手と距離を置き、自由になる事」です。そのための都合の良い理由として「お寿司の醤油の付け方が汚い」だとか、「服の脱ぎ方が適当」だとか理由をつけるのです。

まとめると「蛙化現象」が生じる時、とっくにあなたは相手の事が好きではありません、そしてそれを正当化する為に、都合の良い理由をなんでもいいから捜しているのです。それが、蛙化現象の真実です。

○「好きかどうか」だけの恋愛は、長続きしない。

話が少し逸れてしまいました。本題に戻しましょう、

蛙化現象の話に見られるように、人の「恋する気持ち」はいつか冷めゆくものです。そして、それは3ヶ月〜3年位の期間が一般的です。

だからこそ、世の中では「3の付く日に別れやすい」とされます。好きな気持ちが冷めてしまうからですね。でも、そうじゃないカップルや夫婦も沢山居ます。違いはなんでしょう?

それは、二人の関係性に「パートナーシップ」があるかないかです。つまりは、「愛情があり、互いを尊重し、協力ができる関係性」にあるかないかです。それこそが、星猫が考える二人の関係性を長続きせる方法に他なりません。三つの要素を一つずつ解説していきましょう。

○愛情とは?

定義は様々ですし、人によって解釈は異なりますが、星猫は愛情を「相手にとっての幸せが何か?相手にとっての興味関心事が何か?それを知り、理解し、その実現に資すること」と解釈します。

要するに「思いやり」であり、「相手の立場にたって考える事」こそが愛情の本質だと捉えます。

パートナーである以上、二人は協力し合うべき仲間です。そして、なんの為に協力するかと言うなれば、それは「二人の幸せ」に他なりません。

「自分の幸せ」だけを考えていても、「相手の幸せ」だけを考えていても不十分です。あくまで目指すべきは「二人の幸せ」なのですから、常に相手の立場に立つ思いやりは欠かせません。

注意しなければならないのは、愛は自己犠牲ではない事です。目指すべきはあくまで「二人の幸せ」であり、ここで言う愛情は「自分にとっての幸せ」もしっかりと抑えた上で、相手にとっての幸せ「も」同時に考えゆく事です。

自らを愛せない人が、誰を愛する事が出来ましょうか。そんな関係性はパートナーシップとは言いがたく、長続きしません。

パートナーシップの入り口は、愛する事から始まります。例え相手が愛してくれていなくとも、その関係性や御相手があなたにとってかけがえのないものなのであれば、他でもないあなたが愛し始めなければなりません。

○尊重とは?

人は、本質的に対等です。若いとか若くないとか、お金があるとかないとか、社会的立場があるとかないとか、男だからとか女だからとか、関係ありません。

それらを比べる事は、「キリンと像どちらが偉いか?」を論じる事位無駄な事だと思ってください。星猫は文節に良く「人それぞれ」と言った言葉を使いますが、これは人がそもそも対等な存在であり、あるのはそれぞれの違いだけであり、そこに善悪や上下が存在しないと考えるからです。

尊重とは、この「人それぞれ」の考え方に対し、一切の優劣や善悪、上下や正当性を求めない事です。

あなたが御相手とパートナーシップを結ぼうとする時、愛する為に相手の事をより深く知る事でしょう。その時に当然他人なのですから、自分とは異なった感覚や価値観も同時に知る事になります。

それは違うと、否定したくなるかもしれません。合理性に欠いているかもしれません。常識的ではないかもしれません。

それでも、あなたが他でもないその御相手とパートナーになりたいのであれば、それを決して否定してはいけません。共感しなくても構いませんが、「そうなんだね」と受け入れなければなりません。

受け入れられないのであれば、その人とは幸せになれないという事です。「我慢する」という手もありますが、長くは続きません。自分を変える事は出来ますが、他人を能動的に変える事は出来ません。運が良ければ変わってくれるでしょうが、なんの保証もなく、あなたがどこまで我慢出来るかどうかの勝負になります。

「尊重する」とは、相手を知った上で、そこになんの優劣も上下もつけない事です。要するに「みんなちがって、みんないい」です。恋人であれ夫婦であれ、あなたの所有物てでないのですから、相手を支配する事はできません。常に対等である事を意識してください。

○協力が出来る関係性

愛情によって、自分と、そして相手にとっての幸せが何か、知ることが出来ました。

尊重によって、それらを理解し、受け入れる事が出来ました。

次に、必要なのがそれらの実現に向けて実際に二人が「協力出来るかどうか」です。

パートナーシップの目的は「二人で幸せになる」事です。「二人の幸せ」なのですから、それがあなたの幸せであれ、相手の幸せであれ、それは二人で協力して実現して行かなければなりません。

これに必要な手段が、いわゆる「話し合い」です。二人の幸せが何かを定義した上で、それらを最大限実現する手段が何か、知恵を絞って意見を出し合わなければなりません。

どちらもの幸せを100%満たすことは難しいでしょう。例えば、あなたが「犬を飼いたい」と言っても、御相手は「ペットは苦手」という場合もあるでしょう。

そうであれば、ペットの入れる部屋と御相手の部屋を区切るとか、犬ではなくハムスターなどの手間もスペースもそうかからないペットにするとか、引越しをして居住環境を変えるとか、別居婚にするとか、色々な手段があります。

何を選択するかとか、どこまで実際に協力出来るのかとかは、2人の裁量次第です。折衷案や、どちらかが妥協する事もあるでしょう。

「100%全員が幸せになれる」なんてのは、理想論です。それでも、その人がかけがえの無いあなたのパートナーなのであれば、「二人共が、100%の幸せにより近づける」様、協力し合いましょう。その為の手法が、話し合い、提案し合い、実践する事です。

○まとめ

いかがでしたでしょうか?

「好きかどうか」だけに頼る恋愛の危うさと、それらを乗り越えていく「パートナーシップ」の築き方について解説していきました。

面倒に感じた方もいらっしゃるでしょう。難しく感じた方も居るはずです。

そもそも、恋愛のあり方や方法について正解はありません。強いて言うなら、カップルの数だけ、正解があります。

それでも、あなたが同じような別れを繰り返してしまっていたり、パートナーと上手く協力関係が築けていないと感じた時には、是非この記事を参考にしてみてください。

きっと、あなた「達」の関係性が、二人にとってより幸せなものに変化していくはずです。

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