人は変えられない!でも、人は変わる。「人を変える」事の難しさ

こんにちは、高知県でタロット占いの専門店「タロット星の猫」を経営する鑑定士の星猫です𓏲𓎨

さて、今日のテーマは「人を変えるということ」についてです。これまた哲学的なテーマですね。

「誰かを変えたい」と皆様も一度は思われたことがあるのではないでしょうか。

「あの人がこうなってくれたら…」「もっとこうした方が幸せなんじゃないか…」何も「変える」と言った直接的な表現でなくとも、「もっとこうした方がいいのに」程度には良く考える事でしょう。

結論から言うと、人は変えられません。もっと言うと、能動的に誰かが誰かを変えることなど不可能です。

あるとしたら、それは「洗脳」ぐらいです。特別な技術と働きかけを持って、物理的に脳の思考回路を変えていく事です。

ではこの記事は「洗脳」のやり方のお話なのかと言うとそうではありません。なぜなら、人を「変える」事は出来なくとも、人は「変わる」生き物だからです。

今日はその、人が「変わる」事についてロジカルに、理論的に解説をしましょう。その上で、あなたが愛する人を「変える」事が出来なくとも、その人が「変わる」事について、できる事を探していきましょう。

それでは、本題に入ります。

○人は「変えられない」

「あなたは、○○がダメだから、もっとこうした方がいいわよ」「わたしは、こうやってやってきたから、あなたもそうした方がいいわよ」

なんだかよく聞く言葉です。でもこれ、ほとんど無意味です。

前提からお話しましょう。星猫は良く「人それぞれ」という言葉を使いますが、これはその人の人生はその人のものであり、幸せが何かを決定するのはその人でしかないと言う事を指します。

あなたの人生は誰のものですか?他でもない、あなたのものでしょう。

例え「○○の為に生きている」と言う人が居たとしても、それはその人が自分の人生をそう使うと決めているだけで、結局のところ人生をどう使うか、決定権を持っているのは当人だけなのです。

同じように、例えどのような関係性であれ、あなたが他人の人生の決定権を持つ事はありません。親と子であれ、です。影響を与える事は出来ても、最終的に決めるのはあなたではなく、当人なのです。

その点から人は変えられません。変えるだけの決定権を、他人が持つ事はないのです。例えあなたの影響によってその人があなたの思うように変わったとしても、それはあなたが「変えた」のではなく、当人が「変わった」に過ぎません。変えたのはあなたではなく、当人です。

これが、このお話の大前提です。これを勘違いし、他人の人生の決定権を持とうと口出しをしたりするからこそ、対人トラブルか生じます。

○他人の人生を変えようとする人は、支配したがっている。

極論かもしれませんが、他人の人生を変えようとする人は他人を所有物の様に考えています。幸せの形は数あれど、人はみなそれぞれが「幸せになる」為に生きています。変えようとする人は、「自分が幸せになる」為に、もっともらしい理屈を用いて、他人の人生を「自分が幸せになる」為に都合の良い形にしようとしているのです。

人はみな対等です。上下関係も、善悪もありません。

まずは、人は「変えられない」と言う事実を受け止めましょう。さもなければ、あなたはそのお相手にとって害のある存在でしかありません。その上で、あなたが誰かを愛し、「幸せにしたい」と思った時にできる事をお話致します。

○人は「変わる」。その為に必要なたった一つの条件。

前提を抑えた上で、それでも人は「変わる」生き物です。

では、どんな時に人は変わるのでしょう?

年齢ですか?何か感動体験をした時でしょうか?誰か近しい人が亡くなった時でしょうか?病気になった時でしょうか?

これらは部分的なものに過ぎません。人が変わる時、つまりそれは「幸せになりたい」、そう感じた時に他なりません。

「なりたい」なのですから、もっと言えば「不幸だと感じている時」でもあります。

人は生を受けたその日から、誰もがその人なりの「幸せ」を追い求めて生きていきます。道中幸せの形は変われど、常に幸せになる為に人は生き、そして死にゆくのです。

だからこそ「幸せになりたい」「不幸である」と感じている人間は変わろうとします。幸せになる為に、現状がそうでないのであれば「変わる」必要性を感じるのです。

○「変わらない」人達

一方で、現状に満足していたり、自分が幸せかどうか、不幸かどうかに関心がない人たちは変わりません。

前者は当然です、変わる必要性がないからです。後者は単なるバカか、余程人生を達観している人でしょう。どちらも「考えない」事が幸せな人達ですので、それはそれで、前者と同じ意味を持ちます。

ややこしい事に、「不幸だ」とか「幸せになりたい」と言ってても、変わらない人達がいます。

これは、「変わる」事に必要なエネルギーや労力と、自分の不幸度合いを天秤にかけている人達です。

根本的に何かを変えることには、多大な労力と時間を要します。それが「自分」なら尚更です。

「不幸だ」「幸せになりたい」と言っているのに変わらない人達は、その労力と言う不幸と、現状の不幸を受け入れると言う事を、天秤にかけているのです。その天秤が、現状の不幸を受け入れるという事に傾いているのです。

つまりは、「楽すること」こそがその人達にとっての「幸せ」の形なのです。結局はこの項の冒頭「満足している」人達と本質的に何も変わりません。

こうした人達に変わる事を期待しても意味はありません。期待は失望に変わる事でしょう。失望はネガティブな感情なので、期待するだけ損をします。ありのままのその人を受け入れるか、期待を持たなくても済むよう、距離を置きましょう。

○人は変えられない。でも「環境」は変えられる。

人が「変わる」為に必要な条件を説きました。でもこれは当人の心の内の話です。この点はどうしようもありません。

それでも、この記事を読んでいる方はきっと、誰かに「変わって欲しい」と思っている事でしょう。心の内はその人にしか変えられませんが、その「誰か」が前述した「幸せになりたい」「不幸である」と思っているのであれば、あなたにも出来ることはあります。

それが、「環境」を変えることです。

例え当人が「幸せになりたい」と心から願っていたとしても、その「幸せ」を達成する為の「手段」がなければ、それは叶いません。無い状態が続けば、そのうち「変わる」事すら諦めてしまう事でしょう。

あなたが関われるのはその「手段」の部分です。「手段」こそが、「環境」とも言えます。

具体的には、衣食住を整えてあげるだとか、仕事を探してあげるだとかだったりします。

レールを用意するような話だと思ってください。そのレールに乗るかどうか、そこを歩き続けるかどうかは当人次第ですが、環境として用意をしてあげる事はあなたにも出来ます。

その「環境」には「あなた」も含まれます。「こうした方がいいよ」とか「こうするべき」はその人そのものも変えようとしている言葉なのでNGですが、「こういう方法もあるよ」「○○すると、○○になるよ」などは手段を提案しているに過ぎませんので、OKです。

あなたの持てる知識や技術、財産などを持ってその人が幸せになりやすいレールを敷いてあげましょう。もっとも、それが「あなたと生きる」以外の手段になる事もあります。それでも、あなたがその人を愛しているのであれば、見返りを求めるのでなく、その人が幸せになれる事を願いましょう。それが人を「愛する」、と言うことの本質であり、難しさです。

○まとめ

いかがだったでしょうか。

人は「変えられない」生き物です。でも、「変わる」生き物でもあります。そして、それを支援する事こそ、「愛する」ことの本質でもあると説きました。

愛は自己犠牲ではありませんから、そのお相手が幸せになる事をあなたが幸せに感じられないのであれば、無理にしなくて結構です。それでも、その人があなたにとってかけがえのないパートナーなのであれば、目指すべきは「二人の幸せ」なので、その実現の方法論として、この記事の理論は学んでおいて損はありません。

「愛する」事は難しく、大変に労力のかかる事ですが、それでもあなたが幸せになりゆく為の努力です。この記事が、その実現に少しでも資する事が出来るのであれば、幸いに思います。

○ご挨拶

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