人は何故「恋愛」をしたがるのか?結婚したい人達と、結婚したくない人達の違い

こんにちは皆様、星猫です。

さて、今日のテーマは「人はなぜ恋愛をするのか?」です。随分哲学的なテーマですね。

巷には恋愛に関する事が沢山あります。なんだったら、恋愛に興味が無いと変に見られるほど、恋愛=幸せかのように解釈されているような気がしますね。

でも果たしてそうでしょうか?誰かに恋をして付き合って結婚して…そういつも順風満帆に行けば良いのですが、そう単純では無いことは誰もが知る事でしょう。

その為、最近では「結婚すると不幸になる」なんて事を言う人もちらほら出てきました。その根拠も最もらしい理由が列挙されます。

それでも、多くの人にとって恋愛はやはり「するべきもの」であり、そして幸せの一つの条件だと考えられています。

何故でしょうね?今日はそんなテーマを掘り下げて行こうと思います。複雑なテーマですが、出来るだけ分かりやすく解説出来たらなぁと思いますので、どうかお付き合いの程よろしくお願いします。

○「結婚したい」と考える人達

さて、まずは「結婚したい派」から掘り下げて行きましょう。まぁ「結婚」はあくまで恋愛における一つの形に過ぎないので、ここではこれを「恋愛をしたい派」、ひいては「誰かしらのパートナーを求める人達」としましょう。

と言っても実はこれが今日の本題でもあります。結論から行きましょう。それはズバリ、自分の「居場所」が欲しいからなのです。

○「居場所」=「貢献感」

「貢献感」と言う言葉があります。とある哲学における、人の幸せの一定義として挙げられる言葉です。

一言で説明するのは難しいのですが、要するに「自分自身には価値があり、そして誰かに必要とされていると実感する事」と解きます。マズローの五段階欲求においては、高次な欲求である「社会的欲求」に属します。

パートナーや家族である以上、あなたは御相手にとって基本的に替えのきかない唯一無二の存在であり続ける事が出来ます。パートナーであれば、席はひとつしかないので、より一層この感覚は強くなります。

例え病気になろうとも、例え無一文になろうとも、例え老いようとも、あなたの親は親であり続けるように、そして夫婦は夫婦であり続けるように、家族・パートナーである以上はそれが貴方が「誰かしらから自分が必要とされている」と言う証明になりうるのです。

つまるところ、「居場所」の正体は「貢献感」そのものなのです。「居場所」は、人の幸せの一つなのです。そして、それは自分が替えのきかない存在、唯一無二である事が最も望ましい訳なのです。それを満たす為の方法として、誰もが唯一無二の存在であることを条件とする「パートナー」を求めるのです。これが、人が恋愛をする理由なのです。もっと詳しく解説していきましょう。

〇じゃあ「家族」がいれば、「パートナー」がいれば幸せなの?それだけでは足りないと言う事実

もっとも、誰からも必要とされていない人や、誰の役にもたってない人は存在しません。しかしながら「貢献感」とは、あくまで「感」とつくように、「実感」が伴う事が条件です。

ですから、これは「結婚すれば幸せになれる」「家族がいれば孤独にならずに済む」と言った話では無いのです。

「実感」が何より大切なのです。事実必要とされているかどうかなんてのは、二の次の事です。

だからこそ、愛情表現をする事、してもらう事はとっても重要な事なのです。「愛してるよ」の本質は、「「あなた」と言うかけがえの無い存在を私は必要としているんだよ」と言うメッセージなのです。

あなたは、日頃からパートナーや家族に対し、このメッセージを伝える事が出来ていますか?「事実愛しているんだから大丈夫だろう」などと考えていませんか?繰り返し伝えますが、大切なのは「実感する」事なのです。そうでなければ、意味が無いのです。幸せには、なり得ないのです。次項では、こういった条件付けから、結婚してもパートナーがいても、幸せになれない人達を例題としてあげていきましょう。

〇結婚しても幸せになれない人達

結婚しても、パートナーがいても、常に不安に駆られている人がいます。「別れるかもしれない」「違う人にいかれてしまうかもしれない」「見捨てられるかもしれない」と言う不安を抱えた人達です。

そういった人達は、お金や権力、セックスや容姿などによって必死に相手を繋ぎ止めようと努力します。しかし、そのどれもが真に「居場所」を感じる事には繋がりません。

何故なら、それらはあくまで「変化しうる要素」であり、「替えのきくもの」だからです。こういった恋愛のやり方をする人達は、例えその時は繋ぎ止められたとしても、常に不安を抱えて生きる事になります。そして、それらの魅力を失った際には、いとも簡単にあっさりと捨てられる事になります。

〇相手に「唯一無二の存在」として、必要とされる方法

では、どうすれば御相手に「唯一無二の存在」として必要とされるようになる事が出来るのでしょうか?

家族は簡単ですね。「血縁」があるからです。血や「父」「母」「兄弟」と言った関係は変えられませんから、自動的に「替えのきかない存在」になる事が出来ます。妻、夫と言う関係も同意義ですので、結婚さえしてしまえばある程度そうであると認識する事が出来ますね。(離婚の不安はありますが…)

でも、結婚と言ってもその前段階、赤の他人からスタートする「恋愛」においてはどうでしょう?

これには諸説ありますが、星猫は「歴史」こそが、二人の存在をかけがえの無いものにしうると考えます。

そしてその「歴史」とは、単純に一緒に過ごしてきた事などではなく、「共に様々な問題を乗り越えてきた」と言う歴史に他なりません。

感覚としては、「恋人」よりも、「戦友」に近いものだと思ってください。「戦友」であるからには、例え自分の軍が負けそうになっても、不利な状況になったとしても、常に「仲間」であり続け、「勝利」と言う幸せに向けて、お互いに支え合う事が出来ます。

そうして、様々な苦境の中でも共に乗り越えてきた歴史があるからこそ、「この人とだったらどんな事があっても幸せになれる」と確信し、唯一無二のパートナーと言うたった一つの席に、その人に座って貰いたいと思うのです。復縁をしたカップルが結婚に至りやすいのも、「別れ」と言う困難を共に乗り越えてきた「歴史」があるからです。

また、「歴史」は過去の出来事ですから、変わることがありません。積み重ねてきた二人の「歴史」こそが、2人の信頼関係をより磐石なものにしていき、自分の「居場所」をいつでも実感出来る強い絆になりうるのです。

「好きな人」は出会いさえあれば往々に出来るものです。お金を稼ぐ手段も、沢山あります。セックスの御相手だって、お金があれば簡単に確保する事が出来ます。パートナーがいなくても、子孫は残せます。でも、「この人とだったら、どんな事があっても一緒に乗り越えていける」と確信できるのは、それこそ「歴史」に他なりません。そしてその歴史を作るのは簡単な事ではなく、膨大な努力と、時間を要し、その御相手も簡単には見つかりません。そして、それは変わることの無い、あなたのかけがえのない財産となっていきます。

そしてその歴史を作る為に必要な手段こそが、「話し合い」であり、パートナーシップの本質なのです。「好き」や「お金」、「容姿」などはその時々のものです。それはそれで貴重なのですが、どうかその関係をより長いものとして行きたいのであれば、それをきっかけに二人の歴史を作り上げ、「幸せになる為の努力」、そして「幸せであり続ける為の努力」として、目の前のパートナーとの協力を惜しまず、諦めず努力し続ける事です。

〇結婚をしたくない人達について

さてさて、そうは言っても、世の中には「結婚をしたくない人達」も多数に存在します。

前項までのくだりで、人が恋愛をする理由は「貢献感」を求めるからである事は、ご理解頂けた事かと思います。

勘のいい人達ならお分かりかもしれませんが、この貢献感は必ずしも「恋愛」でなければ満たされないかと言うと、実はそうでもありません。

なにも恋愛でなくても、貢献感を得ることは充分に可能なのです。つまりは、「結婚をしたくない人達」と言うのは、他で「貢献感」を得ているからこそ、「結婚をする必要が無い人達」とも解釈することが出来ます。

例えば、子供です。子供は、どんな親だろうと、生きていく為の手段として、親を受け入れざるを得ない生き物です。

つまりは、子供にとっての親もまた、「唯一無二の存在」であり、「替えのきかない存在」なのです。

子供がいれば、「自分が誰かに必要とされている感覚」である「貢献感」は充分に得られたりします。

ただし、子供を育てるという事はそれその物が並大抵の事ではなく、困難そのものです。そして、子供はその困難に対して往々にして協力的ではありません。また、子供はいずれ大人になり、あなたを必要としなくなることも明白です。

そんな時に子供の課題ではなく、自分の課題として幸せになる為に誰かしらの強力な仲間、ひいては「戦友」なり得るパートナーを求めるのは自明の理でしょう。貢献感は確かに幸せな事ではありますが、それだけあれば幸せというものでもありませんから…

また、「ペットを飼う」と言うのも貢献感を得るのには適した手段です。

どんな飼い主でもペットはそれ単体では生きていけない存在でしょうし、飼い主は基本的にあなただけです。「唯一無二」で「替えがきかない」存在になり得ることが出来ます。

おまけに手に入れるのも難しくありません。育てるのも、子供程コストがかかりません。おまけに子供と違い、半永久的です。冷酷な話に聞こえるかもしれませんが、亡くなれば新しいペットを飼えば良いのです。亡くなるのが嫌ならば、インコや亀など寿命が自分より長いペットを選ぶと良いでしょう。(もっとも、これらの動物は犬などと違い愛情表現に乏しいので貢献感に必要な実感は得がたいのですが…)

〇「結婚しないと不幸になる」と言う大嘘

つまるところ、「貢献感」を得られるのであれば、別に人は無理に困難な恋愛に挑まなくても、充分に幸せを実感する事が可能だという事なのです。

「結婚しないと不幸になる」と言う人の「不幸」とは「孤独」なのでしょうが、「孤独」が何かを解くのであればそれは「誰からも必要とされなくなる」事なのです。

そして、「貢献感」とはその「孤独」と対極にある存在です。「貢献感」は「孤独」を打ち消す事が可能なのです。

恋愛のキャパシティーは人それぞれです。無理に頑張らなくても、少なくとも「恋愛が出来てないから、独身だから不幸だ」などと言う事はありません。

劣等感を感じる必要など無いのです。「結婚してないと不幸」…そういった感覚を持つ人こそ、孤独であり、社会的立場と言う仮初の自信と、薄っぺらいパートナーシップしか築けていない人達なのです。聞く必要はありませんので、無視しておきましょう。

〇恋愛をすると自信がつく!その理屈

さて、まとめに入る前に、少しだけ「自信」について触れておきましょう。

星猫は店舗で鑑定をする時、よく「自信」について、お客様と対話することがあります。

「自信」って何でしょうね?容姿がいい事でしょうか?お金持ちな事でしょうか?社会的立場がある事でしょうか?星猫はそのどれもを仮初の自信として説明します。

何故ならそれらは全て「変わりうるもの」だからです。お金に自信がある人は、常にそのお金がなくなる不安を抱えています。(石油王とかなら別でしょうが…)容姿に自信がある人は、老いることが不安です。社会的立場に自信がある人は、それを失い、人に尊敬されなくなる事が不安です。

自信の対極に、不安があります。では、不安を感じなくても済む、本物の自信とは、一体何なのでしょう?

それこそが、「自分の可能性を信じる事」なのです。つまりは、「幸せになれる自信」、もっと言えば「自分に価値があると信じる自信」を持つ事こそが、本当に幸せになる為に最も必要な要素なのです。「自分」「〇〇さん」と言う存在は、変わりうることがないからです。

でもそんな事、どうやって証明すれば良いのでしょうか?お金などと違って、数値的に出せるものでも、見えるものでもありません。

そう、それこそが、自分の歴史ある「居場所」と言う財産を手にする事なのです。この記事で、わざわざ最後に「自信」について触れているのはこの為です。

アドラーは言いました。「全ての不幸は、人間関係の中から生じる」と。そして、それと同時に「全ての幸せも、人間関係の中から獲得する事が出来る」と。

自信を獲得したければ、いかに怖くとも人間関係の中に入っていく必要性があるのです。そして、恋愛もまた、人間関係の延長線上でしかありません。

恋には凄い力があります。それは人の欲なのですが、その欲は恐怖に打ち勝つ事が出来る重要なきっかけとなります。

そして、努力を持って共に困難をのりこえていく歴史を作り、そこに居場所を獲得する事が出来たならば、きっとあなたは自分自身の存在を肯定し、不変の自信を持つようになり、幸せになる勇気を勝ち得る事が出来るでしょう。

ちなみに、この自信は教育によって身につくとも言われています。「根拠のない自信」とも言われます。小さい時から、「生まれてきてくれてありがとう」「あなたはやればできる」と言われ、そして様々な事にチャレンジが出来る環境があれは、自然と自信を手にする事が出来ているはずです。

もっとも、そういう人は恋愛の優先度が低く、その割には主導権を握りやすく、そして別れる時もすっぱりと相手を振ります。(別れても幸せになれる自信があるからですね。)うーん、難しい…

ともかく、じゃあ「親の教育が悪かった」と嘆いていても始まりません。後天的にでも、「本物の自信」を獲得したいのであれば、「居場所」を作りましょう。恋をするのです。出会いを増やす為に、マッチングアプリを始めてください。(使い方については、別記事で解説しています。)

〇まとめ

いかがだったでしょうか?

「結婚すれば幸せ、しなければ不幸」などと単純な話ではなかったでしょう。少々哲学的で、複雑なお話でした。

恋愛とは多くの人が関心が持つ事なので、当たり前の事のように、また多くの人が恋を経験し、恋愛に取り組みますが、その本質や目的についてはあまり触れられてないのが現状です。

恋愛も、幸せになる為の一手段です。本物の自信が欲しい人、孤独を感じている人、良い機会ですから、1度頑張ってはみませんか?

「タロット星の猫」

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