ADHDって何?ADHDについて理解し、幸せに生きる為の方法を学ぼう

こんにちは、星猫です𓃠𓈒 𓂂✨️

たまには恋愛以外の事も触れてみようと思う今日この頃です。

そんなこんなで、今日のテーマはADHDについてです。

ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略称。日本語に直すと注意欠如・多動性障害。昔は注意欠陥多動性障害と言われていた気がしますが「欠陥」という言葉が尊厳を害する言葉として改名されたのかな?

まぁ呼び名などは大した問題では無いのですが(怒られそう)、最近では割とポピュラーに多くの人が認識しだした発達障害のひとつでもありますね。

今日のテーマはそのADHDについて語っていきます。

ちなみに、星猫はADHDですが、現在はそうではありません。不思議に聞こえるでしょうが、そのワケも説明していきますね。

〇ADHD(注意欠如・多動性障害)の特徴。

アメリカ精神医学会が出版している著書DSM-5では、以下の項目をADHDの診断基準として定義づけています。冒頭5つの項目については、これらを満たす前条件となっています。

  • しばしば6カ月以上認められる
  • 患児の発達水準から予測されるよりも著しい
  • 少なくとも2つ以上の状況(例,家庭および学校)でみられる
  • 12歳前に(少なくともいくつかの症状が)みられる
  • 家庭,学校,または職場での機能を妨げている

不注意症状:

  • 細部に注意を払わない,または学業課題やその他の活動を行う際にケアレスミスをする
  • 学校での課題または遊びの最中に注意を維持することが困難である
  • 直接話しかけられても聴いていないように見える
  • 指示に従わず,課題を最後までやり遂げない
  • 課題や活動を順序立てることが困難である
  • 持続的な精神的努力の維持を要する課題に取り組むことを避ける,嫌う,または嫌々行う
  • しばしば学校の課題または活動に必要な物を失くす
  • 容易に注意をそらされる
  • 日常生活でもの忘れが多い

多動性・衝動性症状:

  • 手足をそわそわと動かしたり,身をよじったりすることが多い
  • 教室内またはその他の場所で席を離れることが多い
  • 不適切な状況で走り回ったり高い所に登ったりすることがよくある
  • 静かに遊ぶことが困難である
  • じっとしていることができず,エンジンで動かされているような行動を示すことが多い
  • 過度のおしゃべりが多い
  • 質問が終わる前に衝動的に答えを口走ることが多い
  • 順番を待てないことが多い
  • 他者の行為を遮ったり,邪魔をしたりすることが多い

引用…

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/19-小児科/学習障害および発達障害/注意欠如・多動症-add-adhd

ADHDは注意欠如・多動性障害と言われるように、主な症状を「注意欠如」つまりは不注意症状、そして「多動性・衝動性」に分けられます。

それぞれ、どういう事か見ていきましょう。

〇「注意欠如」について

一言で説明するのは容易ではないのですが、要するに「物事への集中力を持続する事が難しく、注意力散漫で関心が移ろいやすい」事がこの特徴です。

その為、人と話をしていても目の前の人の話に集中出来ず、頭の中であれこれ違う事を考えたりします。

聞く気が無い訳ではないのですが、話題のちょっとした点や、その他の出来事に気を取られ、頭の中でぐるぐると考えるうちに、気がつくと相手の話が耳に入っていません。ADHDの人がズレた会話をしてしまったり、集団での対話が苦手なのもこの為です。学校の授業など長時間になるとより顕著に現れます。度々立ち止まり、話についていけてないのです。

忘れ物がとにかく多いのもこれに当てはまりますね。家を出る時に「これを持っていかなければいけない」と思っていたとしても、ちょっとした刺激や他の出来事ですぐに忘れてしまいます。

優先するべき課題が後回しになりがちなのもこのせいです。宿題など、優先順位の高いやるべき事があっても、他のことをしている内にすっかり頭の中からは消え去ってしまいます。気がついた時には、大体手遅れですね。

逃避傾向と言うのですが、特に、その優先課題が努力を必要とするものや、複雑な段取りを必要とするのであれば尚更です。宿題や書類の手続きなどはその代表例ですね。やらなければいけない事が分かっていても、気がつけば後回し…思い出した頃にはもう手遅れ。それがADHDの日常です。

〇「多動性・衝動性」について

こちらは多動性に比べるともう少し単純で分かりやすい症状です。一言で説明するならば「落ち着きのなさ」とも言えます。

「じっと待つこと」が苦手なのです。手遊びをしたり、ソワソワと貧乏ゆすりをしたり、ついつい相手の話に割り込んで喋り始めたり…とにかく、「何もしないで待つ」と言うのが苦手な傾向にあります。

そして、思いつきで行動してしまう衝動性を持ちます。考えるよりも行動派…危険なところにもついつい飛び込んで行ってしまいます。

こちらの症状は、「注意欠如」と比べ、大人になるにつれて軽減してくるとされます。より問題になりやすく、処世術として学ぶからでしょうかね?子供時代に特に顕著に表れます。

〇どっちか一方の人もいる。

「注意欠如」「不注意・衝動性」ですが、ADHDだからと言って必ずどちらも症状として顕現するとは限りません。

その場合は、不注意優勢型、多動性・衝動性優勢型、もしくは混合型と分類されます。

不注意優勢型は前述した診断基準の不注意項目を6つ以上満たす事を条件とします。

多動性・衝動性優勢型は、同じように多動性・衝動性項目を6つ以上…

いずれも6つ以上満たす場合は、混合型と分類されます。

〇こんな人はADHDの疑いがある。

これらふたつを統合して、ADHDの人がどんな人か分かりやすく言うのであれば、「落ち着きがなく行動的。集中力を持続する事が難しく、興味関心がとにかく移ろいやすい人」と言えます。

とはいえ、診断基準だけを見るのであれば、実は多くの人がそういった体験をしている事が挙げられます。

忘れ物だって誰でもするでしょうし、授業が耳に入らない事や、なんだか落ち着かない日だって、別に珍しい事ではありません。

じゃあ誰もがADHDなのかと言えばそうではないのです。実は他の精神疾患や発達障害にも言える事なのですが、決定的な一つの診断基準があるのです。それを見ていきましょう。

〇最も重要な項目は、「当人がそれによって社会的な障害・苦痛を感じている事」

「社会的な障害」とは、例えば仕事です。

注意欠如の症状により、大事な会議をすっぽかしたり、やらなければいけない業務を忘れていたり、遅刻を繰り返したりと、重要なミスを続けてしまうと、当然、その仕事を継続することは困難になってきます。

そうなると退職を繰り返す事になり、その人の生活は不安定になりますね。これは、困った事です。

人間関係などもそうです。人の話を聞いてない様に見られると(事実聞けてはいないのですが)、相手は当然腹が立ちます。

すると、職場などでも浮くことになり、交友関係も上手くいかなくなります。下手をすると恋愛も上手くいかないかもしれません。多動性により学校での授業中などに騒いでしまうと、いじめの対象になったりもします。これは、由々しき問題です。

〇星猫は「今は」ADHDではない…環境が大切

でも、これらは実はその人を取り囲む環境との相互関係によって成り立つ条件です。

例えば、極端な話ですが、人類全員がADHDの特性を持っていたり、それが多数派だった場合にはどうなるでしょう。

誰もがそれを当たり前だと思うようになり、社会のシステムもそういった事が問題にならないように作られ、人間関係のトラブルに発展する事もないでしょう。

そうすれば、当人もそれによって苦痛を感じなくても済むようになります。そうなれば、その人はADHDの診断基準を満たしませんから、そもそもADHDではないという事になります。

星猫は、一昔前まで、介護の仕事に従事していました。介護の仕事は人の命を預かる仕事ですから、勿論継続的な注意力が求められますし、職員同士のコミュニケーションも円滑に行える事が理想です。

当然、そのどれもが苦手ですから、当時の星猫はADHDであったと言えます。随分と苦労しました。

でも、今は個人で独立開業して、占い師をやっています。

個人ですから、猥雑な横の繋がりも、最小限で済みます。占いのスタイル的に、もっぱら喋る事が仕事なので、「話を聞き続けなければならない」と言ったシュチュエーションも少なくて済みます。

だから、星猫は「今は」ADHDの診断基準を満たさず、そうでないと言えます。環境的に、苦痛を感じずに済んでいます。むしろ、ADHDに言われる症状を持っている事が有利に働く環境です。それについても、後述していきましょう。

要は、その人次第と言うよりは、環境次第なのです。次は、ちょっとものの見方を変えて、ADHDの特性を、有利になる「好転特性」として見ていきましょう。

〇圧倒的な興味の幅と、それによる経験値

「好転特性」は、その特性を「良いように言い換える」事でもあります。

ADHDの特性に、「関心が移ろいやすい」という特性がありますね。「飽きっぽい」と言う事でもあるのですが、良く言い換えれば「すぐに興味を持つ」、もっと言えば「色々な事に関心を持てる」とも言えます。

そこに衝動性が加わると、ADHDの人はたちまちチャレンジャーになります。当然持続力はないのですが、そうして色々な事を経験的に蓄えていく事が出来るのです。

その為、ADHDの人の知識は基本的に「広く浅く」になりがちです。

実際に、多様性に富み、チャレンジ出来る環境にあるのであれば、ADHDの人は健常な人に比べて、経験という知識をより多く得ていく事が可能です。

「占い」と言う仕事は、多種多様な悩みを広く取り扱う商売です。「占い」に詳しいだけでは、お客様の何の力になる事も出来ません。嫌な未来が出たからと言って「絶対当たりますよ」じゃ、占いをする意味はありませんから。その運命を変えていけるアドバイスが出来てこそ、一流の占い師だと星猫は考えます。

その為には、この広い知識と経験こそが、大きな力になるのです。星猫は今年で29歳、占い師としては圧倒的に若輩ですが、知識の幅を語るのであればベテラン占い師に引けを取らないと、勝手に自負しております。

〇ADHDなら、起業家になるべき

2016年、ミュンヘン工科大学が行った研究からある一つの論文が提出されました。

それは、「ADHDの人は、起業家に向いている」と言う実験結果を纏めた論文です。

研究から、ADHDの人が実際に創業した場合、30年後、その会社が倒産している可能性は30%である事が明らかになりました。

こう聞くと「そんなもんか」と思うかもしれませんが、裏を返せば「70%の人が成功している」という事でもあります。

では、健常な人の場合、創業した会社が30年間継続する可能性はどれくらいなのでしょうかね?

答えは「約10%」です。90%の人が倒産するのです。数値にして成功率は約7倍、失敗する確率は三分の一です。ちなみに、ADHDの人が雇われとして働いた場合は健常な人に比べ3倍の確率で離職するそうです。

どうしてこんなにも明確な差が生まれるのでしょうか?少し考察して行きましょう。

〇起業に有利な二つの特性

ひとつは「複雑な課題を、先送りにする」特性です。これは言い換えれば、「問題をそのままに、違う事を実行出来る能力」、つまりは「リスクを取る力がある」「リスクテイキング能力が高い」とも言えます。

起業においての問題とは何でしょう?皆さんが考える第一の懸念事項は、借金や倒産と言ったリスクの高さが真っ先に挙げられる事でしょう。

当然それらは起業にはつきものです。リスクを軽減するリスクマネジメントも大切な事ではありますが、実はそれ以上に大切な事こそが「リスクテイキング」…つまりは「リスクをとる能力」なのです。

「万事塞翁が馬」、起業は結局やってみるまでどうなるか分かりません。となると、逐一考えて一つ一つを着実にこなすよりも、とにかく色々とチャレンジし、トライ&エラーでなんでもやってみる事こそが成功の秘訣とも言えるのです。

二つ目の特性である「衝動性」もこれに寄与します。「思いついたら即行動」、このフットワークの軽さとコミットメント力こそが、起業には何よりも必要な要素なのです。フリーランスも、向いているかもしれませんね。

〇サポーターがいると尚良し

ただし、やっぱり苦手な事もあります。それは、「事務作業」です。

特に個人経営主の場合、収支計算や事務手続き、公共サービスの申請利用なども自分でやらなければならず、それらがどうしても苦手な傾向にあります。

顕著な例として、チュートリアルの徳井さんの納税滞納問題がそうだと言われます。

徳井さんは昔から様々な行動の特徴を元にADHDであると言われてきたのですが、この納税問題などは、「課題の先送り」の特性が原因だと言われます。そうでなければ、あれだけの収入があるのに、納税の申請を一年間も先送りにする事は考えられません。

誰か、そういったスキルに長けた人を共同経営者に添えるか、外部期間に丸投げするのが望ましいでしょう。

〇薬もあるよ

ただ、そうは言っても環境を変え難く、例え苦手な環境でも頑張るしか選択肢の無い人達もいることでしょう。

ADHDは遺伝性があり、脳の機能障害とも言われます。身体の病気なのですから、当然、薬がききます。

商品名はコンサータやストラテラ、症状にお悩みの方ならば、一度は聞いた事があるかもしれません。

これらのお薬は、ADHDの症状を緩和し、一般社会で暮らしていく上でのサポートになります。

お悩みの方は、一度病院を受診するのも有効な手ですよ。

〇ASDと併発しやすい?

これは余談なのですが、ADHDの患者はASD(自閉症スペクトラム症候群)を併発している事が多いとされています。

ADHD=ASDでもありませんし、ADHDとASDの併発に明確な因果関係があると証明されている訳ではないのですが…

「人の話を聞いていないように見える」と言った症状などが部分的に共通しているからかもしれません。いずれであったとしても社会的には困りますし、専門家でもなければ当然違いは分かりづらいですから…

ASDについてはまた機会があればもっと深堀して行こうと思うのですが、あくまでこれらは「そういう人が多い」と言った結論に過ぎません。

もしあなたが心当たりがあるならば、自分がどちらなのか、それともどちらも併せて持っているのか、しっかりと診断を受ける事で、正しい改善方法も見えてきます。

お困りの方は、専門家の診断を受けておくに越したことはないでしょう。

〇まとめ

いかがだったでしょうか?

近頃はADHDが一般的な認識として広まって来たのもあり、Youtubeなど、巷にはADHDに関する情報が溢れている気がします。

しかしその多くが、「こんな人はADHDだよ」「ADHDだとこんな事が困る」と言ったネガティブな内容ばかりだった様な気がします。

昔は「性格の問題」と言う偏見で片付けられていた事に、正しい理解が広まるのは良い事だと思いますが、当事者である星猫にとっては、ちょっと複雑な気持ちです。

社会的障害や苦痛さえ生じる事がなければ、それは病気ではなくその人のアイデンティティを裏付ける個性になり得る事が出来ます。

可哀想などと思うことなかれ。本記事では、ADHDと上手にお付き合いをし、幸せに生きて行く為の一つの解決策を提示したつもりです。

心当たりのある人は自分を正しく理解して、幸せになる為に効率よく努力していきましょう。周囲にそういう人がいる方は、どうか偏見なく、理解してお付き合してやってください。

どうか皆様、お幸せに🐈‍⬛⸒⸒⸒⸒

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