悪用厳禁!!恋愛で有利になる、相手を思い通りにする、駆け引きの心理学

こんにちは、星猫です𓃠𓈒 𓂂✨️

さて、今日のテーマはいつもよりダークな内容です。

星猫は基本的に｢幸せがなにか？｣について人の数だけ答えがあると考えています。

人それぞれなんですね。強いて言うならば、それを考え続ける事こそが重要なことであり、本当の意味で幸せになる為に必要な事柄だとも思います。

｢人は、考える葦である｣17世紀のフランスの哲学者であるパスカルが残した名言です。

でも、やっぱり恋愛をするにおいて、｢相手を自分の思い通りにしたい｣とか、｢自分を好きにさせたい｣など、それが恋をする人の普遍的な欲求でもあると思います。

もっとも、それが出来たからと言って幸せになれるかどうかは別問題なのですが…今日はそのために必要な人の心についての知識と、コントロールする為の方法論をお話していきたいと思います。

言うなれば、｢恋の駆け引き｣とも言えます。くれぐれも、悪用厳禁です。なんだか後ろめたい気持ちになりますが、まぁやっていきましょう。

〇ホストとホステスに学ぶ、人心掌握術

ホステスとは、いわゆるバーやキャバクラなどで接待を行う事を生業とする女性達のことを言います。また、広義には金銭が発生していなくても家庭で行われるパーティーで接待を行うその家の女主人や妻の事もホステスと呼びます。そして、その男版がホストです。

ややこしいので、以下ではこれらの人のうち、それを生業にしている人達で、ホスト・ホステスどちらも総称して｢キャスト｣と呼ぶ事にしましょう。

｢恋愛で有利に立つ｣と言う事柄について、これ程長けたプロフェッショナルは他にいません。

当然です。キャストである以上、お客様にお金を使って貰わなければ話になりません。｢金銭｣という分かりやすいメリットを、出来るだけ少ない労力で、より多く受け取らなければいけない訳ですから、こと人間関係における駆け引きについては間違いなくプロフェッショナルである事が求められます。

そうした上で、多くの人にとって重要度と関心の高い｢恋愛｣についての駆け引きが強くなれば、より多くのアドバンテージを得る事が可能です。そして、｢恋愛関係｣も｢人間関係｣の延長線上に過ぎませんから、どちらも精通していることが必要になってきます。

勿論売れてないキャストもゴロゴロしている世界です。実力主義で、厳しい世界でもあります。

では、売れているキャスト達は、どのようにして人の心を掴んでいるのでしょうか？それはきっと、それを生業にするとまでは行かなくても、我々の恋愛にも役に立つはずです。その奥深さに迫っていきましょう。

〇出来るキャストは、一瞬で相手を見抜く

日常生活の場とは違い、キャスト達の戦場はお店です。一度の来店で接客出来る時間は決して多くありません。一般的なホストクラブなどになると、初回の来店時には5〜15分置きにキャストが代わる代わる接客します。

そこで気に入られてリピートして貰えなければ、二度目はありません。そこでその関係性は終了します。厳しい世界ですね。

そこで求められるのが｢一瞬で相手を見抜く力｣です。出来るキャストは、お客様一人一人を良く見ています。そのお客様が何を求めて来店されたのか、どんな人なのか、少しのやり取りや外見で素早く判断する事が出来ます。

星猫もキャスト時代に、やり手のママさんのお客様に｢あなたはもっと人を見なさい｣と言われた事があります。当時は若すぎたのもあり、良く意味が分かりませんでしたが、この歳になってやっと理解してきたような気がします。

もっとも、皆さんの戦場は日常生活のはずですので、そこまで卓越した能力は必要ないでしょう。

それでもこの｢人を見る｣と言う能力は必要です。相手の感情や、何を求めているかを見抜く事が出来なければ、よほど運が良くなければあなたのアプローチは空回りする事でしょう。

しかし、人を見ると言っても何を見るべきなのでしょう？また、どのように見抜けばいいのでしょう？解説していきます。

〇何を見るべきか？最初に見るべきは、｢好意的か、そうでないか｣

前提からですが、あなた達はキャストではありません。基本的には｢金銭｣が目的ではないのですから、その人がお金を持ってそうかどうかなど判断しても仕方ありません。

ゴールは｢好かれる事｣なのです。その上で、見るべき点と言うのはズバリ、｢相手が自分に対して好意的かそうでないか｣です。

好意的の基準は、｢自分の事を恋愛対象として見ているか｣｢自分に関心があるかどうか｣です。つまり、タイプかどうかなのです。

例えば、良く｢メールの返信は少し時間を置いてからの方がいい｣と恋愛のノウハウ本に書かれていたりします。

これは、相手が自分に好意がある場合のみに有効なアプローチです。好意があるので、当然相手はあなたに強い関心を持っていますから、｢どうして返事が来ないんだろう？｣と、より一層の関心を引くことが出来ます。要するに、最初から好意を持たれやすいイケメンや美女だけに許された戦略なのです。

一方で、好意的でなかった場合はどうなるでしょう。御相手は、自分に関心が無いんだと思い、あなたとの関係性を深める必要性を感じなくなるでしょう。無愛想な、付き合いの悪い人だと思われるだけです。どうでもいいかもしれません。

このように、｢自分に好意的かどうか｣で、その後に取るべきアプローチの方向性が変わってきます。

出来るキャストは、その人が好意的かそうでないかで距離感を測ります。好意的なら積極的にコミュニケーションを取りますし、そうでないなら店子として役割に徹します。

〇好意的でないなら、まずは人間関係の構築から

つまるところ、駆け引きの第一歩はまずは｢相手を良く観察する事｣から始まると言う事です。これが出来なければ駆け引きもへったくれもありません。

特に相手が好意的でない場合はそもそもに駆け引きなどするべきではないのです。人間関係の構築として、紳士的に、好かれること以前に相手に失礼のないように意識しなければならないのです。

もしあなたが恋に落ちた御相手が自分の事を恋愛対象として認識してくれていないのであれば、尚慎重になりましょう。はやる気持ちも分かりますが、まずは人並みのお付き合いが出来る関係性になってから、初めて恋愛のステージに立てるのです。

〇どうやって見抜くのか？

これは結局経験によって培われる洞察力がものを言います。人は比べることでしかものを見る事が出来ない生き物です。経験値的に沢山の人を見ていないと、相手がどんな人か、どんな事を考えているか判断する事など出来ません。

つまりは日頃から良く人を観察しておく事が大切なのですが、それでは話が長すぎますね。

そこで、ちょっとした判断基準をいくつかここに記しておきます。先程挙げた｢好意的かどうか｣を判断するだけなら、いくつかの点を観察すれば分かります。

〇｢意識の向き｣で判断する

皆さんこのような経験はありませんか？

誰かに恋をしたり、タイプの異性が近くにいる時、ついつい無意識に目で追ったりしたことはありませんか？バスケやサッカーをしている時でも、その人のプレイばかりに注目したり…その人がいない時でも、その人の事を考えてしまったり、その人が自分以外の異性と話をしていると無性にもやもやしてしまったり…

それらはつまり、相手に対して強い関心を持っていると言う事なのです。その人の事を意識していればしている程、その人に対して好意があると言えるのです。

身体の向きなどは分かりやすい判断基準です。例えば、BARのカウンターであなた、女性A、女性Bの3人で順番に横一列に並んでいたとしましょう。

女性Aはどちらに体の正面を向けているか…観察してみてください。バーテンダーの方ですか？女性B？それともあなたですか？

当人に自覚がなくても、あなたに好意があるならば身体は無意識にあなたの方を向いているはずです。常にとは言わなくても、その時間が長ければ長いほど、女性Aはあなたを意識していると言う事になります。

ただし、好意的な場合でも恥ずかしがってそれを隠そうとする人もいます。そんな時は、あえてその御相手以外の対象に、あなたが関心を向けているフリをしてみましょう。そして、その人に気付かれないように、こっそりと観察してみてください。

御相手があなたを意識しているのであれば、チラチラとこちらを伺ったりしているはずです。急に話しかけたりすると、咄嗟に違う方に意識を向けているフリをしたりします。

｢意識の向き｣に注目すれば、その人が自分に対してどれくらいの好意を持っているかが判断出来ます。ま、あくまで一つの基準に過ぎませんが…

○｢レスポンス｣に注目する

また、その人に対してあなたが何かしらのアクションを起こした時のレスポンスなどにも注目すると良いでしょう。

レスポンスとは、つまる所｢反応速度｣の事です。分かりやすいのは、LINEの返信などでしょうか。

その人の返信が早ければ早い程、御相手はあなたを意識していると言う事です。あなたにどう思われるか関心があるので、嫌われないよう無意識に素早く返信します。優先順位が高いのです。

反対に遅い場合は、｢あなたに関心がない｣と言う事です。｢好きの反対は無関心｣…まだ、駆け引きのステージには乗れていません。

もっとも、これも一つの判断基準に過ぎません。これらを統合して、その人が自分に好意的かどうか、また、それがどれくらいのものなのか、総合的に判断するのです。

それこそが、人をコントロールする上での第一関門…人心を掌握する為にはまず第一に、人心が何かを見抜く力が必要という事ですね。

○DV男に学ぶ、相手を離れられなくする魔法…ダブルバインド

さぁ、どんどん危険な香りがしてきましたが、続けていきますよ。

相手が自分に好意があるのが分かりました。では、どうすればもっと自分に関心を持たせる事が出来、欲を言えば夢中にさせる事が出来るのでしょう？

方法は色々なのですが、ひとつは｢ダブルバインド｣です。聞いた事がある人もいるでしょう。そう、DV男が良くやるあれです。

内容を簡単に説明すると、｢両極端なアプローチを行う事によって、相手はこちらが何を考えているのか分からなくなり混乱する。結果、自分の意思で行動を決定する事が出来ず、流されるがままになってしまう｣こんなところですかね。

例えば、ついさっきまでは怒り狂い、罵詈雑言を浴びせかけ、手まで上げてきたのに、今は優しく、｢ごめんね｣と平謝り。愛の言葉まで発する始末の相手がいたとしましょう。

あなたからすると、｢この人は何を考えているんだ｣と困惑する事でしょう。でも、それこそがダブルバインドのトリックなのです。

相手が自分の事を明確に嫌いなのであれば、答えは単純です。離れれば良いだけの話です。同じように相手が自分の事を好きなのであれば、こちらも単純。一緒にいればいいのです。

でも、そのどちらでもないのであればどうすれば良いのでしょう？どちらか分からない場合は？急に答えが複雑になります。

そうなれば人間の頭は混乱し、その人との関係性をどうしたら良いか分からなくなってしまいます。結果、二人の関係性をどうするかの主導権を相手に握られてしまう事になります。｢離れる｣と言う選択肢すら取れなくなってしまいます。悩む事により、その人の事を考える時間はどんどん増え、結果、より強い関心を引く事が出来るのです。

振り幅が大きいほど有効です。例題では極端なケースを出しましたか、｢メールの返事を遅らせる｣なども実はこの応用です。

勿論、これは相手が既に自分に対して好意がある事が前提です。好意があるからこそ、｢両思いなら一緒にいたい｣と言う選択肢が初めて生まれるのですから、当然です。無関心であれば、意味はありません。