こんにちは、星猫です𓃠✨
さて、今日は男女別の心理学のお話…
良く、別れたカップルで「男はタンスに溜め込むけど、女はタンスから放り投げる」なんて言葉を聞きます。
要するに、別れたあとの心境として、男は元カノをいつまでもダラダラと引きずるけど、女は綺麗さっぱり忘れ去る…みたいな意味で使われる言葉達ですね。
どうなんでしょう?星猫は占いの現場で働いているので、やっぱり女性のお客様が多く、復縁に悩む女性も沢山見ているので、あまりそうも思えないのですが…
まぁ実験心理学の分野なんでしょう。実験心理学っていうのは、「Aの状況になるとBの人は大体こうする」って言う統計学みたいなもんなんですが…分かりやすく言うなら「こういう時、大体の人はこうする」って言う一種の分類学みたいなものです。
「大体」なので、誰もが絶対にそうすると言うものでもありません。世にいう男はこう、女はこうみたいな物も、あくまで類型のひとつに過ぎないので、それだけで人を判断するのってあんまり良くない事な気がします。
「人は見かけによらない」とも言いますしね。でも、やっぱりそれもひとつの傾向であり、盲信的にさえならなければ、人を見る上で便利な判断基準になったりもするんじゃないでしょうか。
今日はそんなお話です。別れた後の、「元カノ」に対する男達の認識と、「元カレ」に対する女達の認識を、ざっくりと紐解いていきましょう。
○男はいつまでも、自分の事を好きだと思っている。
まずは「男はタンス預金」から見ていきましょう。
この言葉の真意は、結論から言うと、多くの男は別れた後でも、いわゆる「元カノ」が自分に好意を持ち続けているんだと考えていると言う意味です。
不思議なものですね。別れに至った原因や経緯は決して二人にとって幸せな経験ではない事がほとんどのはずですのに…不思議ですが、多くの男性はそう思い込みがちなのです。
どうしてなんでしょう?ちょっと考えてみましょうか。
○男は女を所有物のように認識している
ひとつは、いわゆる「男尊女卑」的な認識が未だ世間的に認識されている事が原因として挙げられるのではないでしょうか?
昭和など昔に比べて随分と様変わりしてきたように思いますが、「男尊女卑」とまでは行かなくても、「守ってあげる」だとか、「一生大切にするよ」なんて言葉を聞くと、大体イメージするのは男性のセリフですよね?
「男は守るもの、女は守られるもの」この認識こそが、「男尊女卑」や「亭主関白」の根幹にはある気がします。
もっとも、それは原始時代から受け継がれてきた人間の本能でもあるのでしょう。ただ、肉体的な優位性がそれ程意味をなさなくなってきた現代社会においては、随分と時代遅れな感覚に見えるのもまた事実です。
話を戻しましょうか。つまりは、男性は女性を認識する時に、本能的に「守るべきもの」、つまりは「守らなければ、生きていけない存在」の様に認識している可能性が高いのです。
と言う事はですね、それは対等な自立した自分と同じ「個」と言う存在ではないと言うことなのです。
お姫様を護る騎士の様に奉仕的な人なら良いのですが、そうでない場合は自然とそれは「所有物」の様な認識になっていきます。自立した「個」という存在よりも、守る必要があるならばその方が都合が良いからなんですね。そしてそんな騎士のような精神を持った人は決して現代社会に多くはありません。
○所有物に嫌われる事なんてないはず
とするとですね、男はこう思うわけです。
「あいつは一人では生きていけないか弱い存在なんだ。強い俺が必要なんだから、俺の事を嫌いになるはずなんてないんだ」と。
「そんな訳あるか!」と女性陣からブーイングが飛んできそうですね。(笑)男女共同参画社会、女性の社会進出が極々当たり前になってきた現代社会ではそう思うのも当然です。
でも、事実そうだった時代もありました。日本だってつい30~40年前は、物的な豊かさもそれほどなく、女性の社会的立場は低く、「男は働いて家族を養う、女は家事をするべき」なんてのが多数派だった訳ですから…
甲斐性が無いならまだしも、「嫌いだから、別れる」と言う認識では通らなかった訳です。そうなると当然「別れたから、嫌い」と言う理論も連想し難い訳なんですね。
所有物が、自分の事を嫌いだから離れるなんて選択肢…取れるわけがないと思い込むんです。事実が、どうあれです。その方が、男にとって都合が良いのです。
○「やっぱりな」と思う傲慢な男
この様な価値観が無意識にでもベースにあるからこそ、別れた後に元カノから連絡が来たりすると、「ほらな、やっぱり俺が必要なんだ」と傲慢にも男は思い込みます。
また、逆に別れた後でも、いつでも自分から行ってやれば、自分が必要なはずだから受け入れるはずだろ…とも思い込む訳です。
事実そうではない事が大半なのですが、勝手に思い込むんです。自分勝手な振る舞いをする男に限って未練がましいのはこの為です。要するに女性の事を「見下している」か「舐めている」のです。世の女性が腹立たしくなるのも分かる気がしますね。
○タンスにしまう人は、相手を見下している
もっとも、先にあげましたがこれはあくまで統計学的に「大体の人が」のお話です。女性でも、相手を「守ってあげないと、生きていけない」対象として見ている場合は、案外未練たらしいものです。
不思議と、復縁を希望する人に限って相手を見下している傾向が強いのです。復縁の相談に来るお客様の多くも、聞けば聞くほどダメンズが好きだったりします。
「必要としている」という認識が「好きである」と言う認識にすり変わるのです。人は、何でもかんでも美化したい生き物ですからね…
○実の所、必要としているのはあなた
でも、これがまた面白い事にこういった人達は相手が自分を必要としていると認識しているのですが、実の所相手よりも自分の方が相手を必要としている事が多かったりするんです。
何を必要としているかと言うと、それこそが星猫の記事で良く出てくる「居場所」なのです。
「自分を必要としてくれる存在」こそが、人の幸福である「貢献感」には欠かせない訳です。要約しますが、それが、居場所の正体なのです。
元カノや元カレが恋しくなる時は、自分が誰からも相手をされていない寂しい時や、今のパートナーと上手くいっていない時なのです。過去の栄光に縋る事によって、「自分には価値があり、誰かに必要とされているんだ」と言う自信を取り戻そうとしているんですね。
逆に言うと、自信がある人は元カノや元カレに対する未練を持ちません。「タンスから放り投げる女」で、深堀して行くことにしましょう。
○女はタンスから放り投げる
さて、一方女性です。女性は、前項で上げたように男を守る本能など基本的に併せ持ってはいませんね。
別に、自分がいなければ元カレは生きていけないなんて思っていない訳です。所有物ではなく、対等な人間関係としてのパートナーを求めているのです。協力し、お互いの益となる関係性の方が望ましい訳です。
裏を返せば、「守ってくれる存在が欲しい」訳なんですね。これも、本能的な欲求ではあるでしょう。
そうなるとですね、極論ですが、守ってくれるのであれば、別に元カレじゃなくても替りはいるわけです。「守ってあげる」によって生じる「居場所」という限定的・精神的なメリットではなく、「守ってもらうこと」そのものにメリットがあるからです。
「居場所」も勿論大切な訳ですが、パートナーに求める事として優先するべきは「どれだけ守ってくれるかどうか」と言う事になって来る訳です。そして、それは別に特定の個人…つまりは元カレでなくても得られちゃうんです。
また、その価値は「居場所」よりも明確に優劣が判断しやすいものです。甲斐性とでも呼びましょうか。
他に守ってくれそうな男が誰もいないのであれば話は別ですが、世の中には元カレよりも良い男なんてのは、沢山いる訳です。
そうした時、守ってくれるパートナーを獲得する為には、過去の男に縋られていると邪魔でしかないと言う話なのです。だから、いつまでもタンスに置いておくよりも、捨ててしまった方が効率が良いのです。
男と女では、パートナーに求める価値基準が全く違うのです。「居場所」が欲しいのであれば、タンスにしまっておく方が都合が良いのですが、「守ってくれる人」が欲しいのであれば、古い家は捨てて、さっさとより良い物件に引っ越す準備をした方が賢いと言うものです。
○「子供」の存在も大きい
ただ、そうは言っても女性にも「居場所」は必要なものです。「守ってもらう」ことと、「居場所」と、パートナーに対しどちらが必要かと言われた時に「守ってもらうこと」の方が重要であると言うだけの話です。
そこで出てくるのが、「子供」の存在です。
「子供」は、どんなにろくでもない親であろうと、生きていくための生存戦略として親を必要とします。大人になるまで、限定的ではありますが、そこに「居場所」を感じさせてくれる存在です。
そして、その居場所の価値を実感しやすいのは母親です。理由は単純で、出産に応じた身体の変化が生じるのと、母乳が必要だからです。(ミルクと言う手もありますが)
実際に、子供が自立し得ない幼児期には、ほとんどの子供が「ママ」を優先する事でしょう。母子家庭と父子家庭の比率を考えるのであれば、それはさも当然の事に思います。
○自信が無い人は未練がましい
要するに、別段パートナーがいなくても「自分が誰かに必要とされている」と感じていて、かつ自立している人は、いちいち元カノや元カレに未練を持つ必要性など無いのです。
一方でその「居場所」が他に無かったり、新しいパートナーがいない、もしくは新しいパートナーを作ったが比較して元カレの方が甲斐性があったみたいな女性は、いつまでも過去の栄光に縋ろうとしてしまう訳です。
要するに、「自信が無い」と言えるのです。自信が無い人は、未練がましいのです。
○未練の断ち切り方
解説だけしててもあれですから、ちょっとした対策も考えておきましょう。
未練があって、そしてそれが叶うのであれば言う事はないのですが、復縁はやっぱり往々にして難しいものです。
ここでの対策は、この未練を断ち切るためにはどうしたらいいかにしましょう。
男性であれば、違う「居場所」を探す事です。あなたが別段好きじゃなくても、他でもない「あなた」を必要としてくれそうな人は周りにいませんか?
そういう人と、付き合ってみる事です。ペットを飼うのも一つの手でしょう。「居場所」が見つかれば、自然と未練はなくなって行くはずです。
女性であれば、自立をしましょう。そもそもに守られる必要性が無くなれば、未練も無くなるはずです。仕事や生活に邁進すると良いでしょう。「居場所」が欲しければ、男性と同じ事をすれば良いのです。
形から入るのもひとつの手です。髪を切ったり、生活環境を一変させてみましょう。視界がクリアになり、新しい事にチャレンジする意欲が湧いてきます。
○まとめ
いかがだったでしょうか?
「男はロマンチスト、女はリアリスト」…「男はタンスに溜め込む、女性はタンスから放り投げる」、この真相は、お互いがパートナーに求める価値観の違いから生まれるものである事が明らかになりました。
もっとも、冒頭でも触れましたがこれらはあくまで「そういう傾向がある」と言った話に過ぎません。全ての男性が、全ての女性がそうであると言う話では無いのでその点あしからず…
それでも、あなたが元カレや元カノが恋しくなる時、または元カレや元カノから連絡が来た時、その状況をロジカルに分析する為には役に立つ知識になったはずです。
そうして客観的に判断した上で、復縁に頑張るも良し、未練を断ち切るために行動するも良し、ダラダラ関係性を続けるも良し、どうするかはあなた次第です。
正しい認識は、あなたが人生の舵をとりゆく上での道標となってくれます。
どうか皆様、お幸せに…𓃠✨
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