できちゃった婚?授かり婚?妊娠がきっかけの結婚は、果たして不幸なのか…

こんにちは、星猫です𓃠𓈒 𓂂✨️

本日のお題はいわゆる「できちゃった婚」について…

子供の妊娠や出産については、日本では昔からその前提に「結婚」があるものとされてきました。

夫婦でなければそういった営みをしてはならず、その順番が逆になる事は不幸であり、軽蔑されたり時には見下される事も…

そもそもに、「未婚の女性が妊娠する事」が間違いや不幸かの様に考えられている節があると思います。特に年配の方などには多い傾向では無いでしょうか。

特に父親と言う存在は、娘が妊娠した時にはその事実に強い抵抗感を覚えてしまうものです。

何故でしょう?かく言う星猫もバツイチな訳ですが、結婚のきっかけはいわゆる「できちゃった婚」です。

しかしながら、「できちゃった婚」そのものに後悔を覚えた事はありません。(元妻の真意は測りかねますが…)

体裁上、相手方の父親には頭を下げたものですが、子供が出来た事について不幸だとは思った事が無いのです。離婚してしまった事実は後悔と反省を感じる事なのですが、それは、離婚した後も変わることがありません。

むしろ、息子の存在を誇り高く思うのです。まぁ、一生懸命に今も育ててくれている元妻ありきなのかも知れませんが…

今日はそんなテーマです。実際にできちゃった婚をした人や、一人で子育てを頑張っている女性、過度にできちゃった婚を恐れている人達へ…「できちゃった婚は不幸である」と言う常識を覆す一石になればと思います。

○「できちゃった婚」と「授かり婚」

近頃では、妊娠をきっかけとする結婚を必ずしも「できちゃった婚」と呼びはしないそうです。「授かり婚」と呼ぶ方も往々にしているそうですね。

言葉の意味を考えるのであれば、「できちゃった婚」は意図しない妊娠による結婚言えます。

一方で「授かり婚」は、2人に結婚する意図があるけれども、中々きっかけが掴めない状態の時に、妊娠が結婚のきっかけとなったケースの事を指します。

似て非なるものでしょう。結婚や妊娠と言う事柄が「望まれた」か「望まれない」かがあやふやな「できちゃった婚」に対して、授かり婚は少なくとも結婚が「望まれた」状態である事が前提です。(妊娠についてはグレーゾーンでしょうか。)

○父親は何故怒る?

父親が何よりも望むのは「娘の幸福」ですね。そしてその父親が考える娘の幸せの理想像には、結婚し、良い夫を持つ事が条件として含まれている事が大半です。

特に困難である子育てを経験している父親なら尚更でしょう。女手1つで育てていく厳しさを想像しうるからこそ、「結婚する」事が前提に無い妊娠には憤りを覚えるのも当然です。

では、結婚を前提としている「授かり婚」についてはどうでしょう?結婚するのであれば、怒らなさそうなものですが、やっぱりそうは言っても中々通用しないものでしょう。

ジェネレーションギャップとも言えます。「授かり婚」自体、提唱されだしたのはこの数年です。ほとんどの父親達は40代〜50代である事が一般的ですから、その年代の人からすると外見的には変わらない「できちゃった婚」と「授かり婚」の違いは理解し難いでしょう。

また、真っ当な父親であれば結婚が恋人の延長線上では無い事を理解しています。結婚には生活があり、「好きじゃなくなったから別れる」が通用しません。

「病める時も健やかなる時も」です。2人がパートナーとして協力して行くこと…その難しさや厳しさも知っているからこそ、怒りによって二人の覚悟を促すのは当然の事だと思います。

○「できちゃった婚」や「授かり婚」は、不幸なの?

さて、本題です。

結論から言うと「必ずしもそうなるとは言い難いが、幸せな関係性を築く事は困難である」思います。

特に「できちゃった婚」は難しいと言えます。一方で、「授かり婚」の場合はそうでもないケースも良くあります。

理由を説明していきましょう。

○「パートナー」である事の難しさ

まず前提からですが、「妊娠・出産・育児」は二人にとっては非常に大きな困難となります。

もちろん子供が産まれる事は喜ぶべき事なのでしょうが、それ以上にお金の事や仕事の事、互いの教育方針の違いや子育ての負担、家事の分担や住まいの問題。夜泣きひとつとっても、簡単に解決出来る様な事は殆どありません。

これらを乗り越えていくには、互いが協力出来る関係性であるパートナーシップが必要不可欠なのですが、今日多くのカップルはそれらが築けていません。

特に3ヶ月から3年未満…「好きかどうか」で一緒にいるカップルには、非常に超えがたい困難であると言えるでしょう。子供が出来ると女性は子供優先になりがちですし、妊娠中や子育てにやっきになっている母親に対し、男性は性的な欲求を持ちづらいものです。

○男と女の、意識のズレ

また、男性と女性で育児に対する意識にズレが生じやすいのも一要因です。

女性は、子供が産まれた瞬間から母親としての自覚を持つ事が可能です。身体的な変化や、出産と言う過酷な体験、子供を育てる為のホルモンが脳内で分泌し始める事から、本能的に母親としての自覚を持つ事が出来るのです。

一方で男性はそうは行きません。そもそもに女性程育児に関わるホルモン分泌量が多くありませんし、言葉も喋らない自我を持たない子供を自分の子供だと認識するのには非常に時間が掛かります。

失礼な物言いですが、強いていうなれば「ペット感覚」です。ちょっとした豆知識ですが、男性が赤ちゃんなどに対してとる対応は、その男性が買っている犬や猫などのペットに対する対応を観察すると容易に予想が出来ます。

男性が父親としての自覚を持ち始めるのは、凡そ子供が3歳を超えてからです。言語能力が発達し、第一次反抗期を経て、自我を持ち、それを表現する様になってから、初めて子供を尊厳ある一人の人間として認識し始めます。

こうしたズレが、二人の協力関係を更に困難にします。今までは「好きだから一緒にいる事、それが幸せ」だった二人の共通目標にズレが生じ始めるからです。

○「できちゃった婚」でも幸せになる為には

「難しい理由」と言ったネガティブな事ばかり言いましたが、先に挙げた結論は「必ずしもそうなるとは言い難いが、幸せな関係性を築く事は困難である」です。不可能とは言っていません。

重要な事柄は「パートナーシップの有無」です。ズレがあったとしても、話し合いによって二人の協力関係を保ち続ける事が出来るのであれば、逆に「妊娠・出産・子育て」が2人のパートナーシップを築き上げる良いきっかけとなる事でしょう。

「授かり婚」の方がいわゆる「結婚を前提としたお付き合い」をしているはずですので、そういった関係性を既に築けている可能性は高いと言えるでしょう。

「できちゃった婚」であれ、「授かり婚」であれ、二人の協力関係を維持する事を忘れないでください。その際たる手段が、とかく話し合う事です。

恋は落ちる物ですが、愛のある関係性は双方の努力によって作り上げるものです。

例え相手にその気がなくても、協力する事を諦めない事です。子供に限らず、家庭や生活の困難など、何かがある度に何度でも話し合いを持ちかけましょう。

話し合いの方法については、別記事で取り上げています。是非参考にしてみてください。

○石の上にも三年

それともうひとつ。できちゃった婚をした場合には、少なくとも出産後三年間は婚姻関係を継続する事をお勧め致します。

三年も経てば、双方親としての自覚がしっかりとついてきて目標を共有出来るようになるので、協力のハードルがグッと下がるはずです。

例え恋の気持ちが無くなろうとも、2人が共通の幸せに向かって努力できるのであれば、自然とパートナーシップは育まれるはずです。少なくとも、一緒にいる理由がしっかりと出来上がるので、離婚もしづらくなるはずです。

最も、そうまでして一緒にいる事が互いにとって幸せなのかは疑問です。しかし、子供の笑顔は、男であれ女であれ多くの親にとって幸せな事柄なはずです。

星猫は、子供が二歳になった折ほどに、仕事の都合で元妻と県外別居してしまいました。仕事を理由に、協力する事から逃げ出してしまったのかもしれません。

「あの時ああしていれば…」と思うことはありますが、既に後の祭りです。出来る事と言えば、養育費と言う責任を果たしつつ、自分は自分で新しい幸せを探し、同じ事の繰り返しにならない様に対策を考え、次こそは幸せになれるよう新しいパートナーと協力する事しかありません。

○まとめ

いかがだったでしょうか?

「できちゃった婚」「授かり婚」の難しさと共に、それらの困難を乗り越えていく方法を解説させて頂きました。

まぁ何はともあれ、結婚して幸せになれるかどうかは、二人の努力次第という事です。

もっとも、子供がいなかった場合ならば、例え上手くいかなかったとしても「教訓」のみで二人の関係性を切り替える事が出来ますが、子供がいると「責任」が互いの肩に重くのしかかります。

そういった意味で、リスクマネジメントとしては、きちんと段階を踏んで、パートナーシップを築き上げてから「子供」と言う困難にチャレンジするべきなのでしょう。

世の中のお父さん方は、それを良く理解していると言うだけの話です。お父さんが怒るのは、何も間違っていないのです。

また、この記事については星猫もしくじり先生の様なものなので、皆様が同じ過ちを繰り返さない事を切に祈っています。

どうか皆様、お幸せに…𓃠𓈒 𓂂✨️

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