とある有名大学での伝説の講義。人生の優先順位の決め方…あなたの壺には何が入る?

こんにちは、星猫です𓃠𓈒 𓂂✨

さて、今日は壺の話です。

え?何だか怪しい壺を売りつけられそうだって?

いえいえ、そのような事はありません。占い師と言えば怪しい幸運の壺みたいなのって、昔から定番ですけど、星猫は占い師の癖にそういった類の物には一切意味が無いと思うアンチスピリチュアル占い師です。

これはとある大学で行われた、壺(ガラス製)を使った今でも様々なところで語り継がれる伝説の講義のお話です。SNSなどでも取り上げられているので、知っている人も多いかも知れません。

もっとも、壺のうんちくではなく、このテーマはある種の人生哲学的なお話だと思ってください。

さっ、始めていきましょうか。

○講義の内容…「この壺は、満杯かな?」

とある大学での講義のお話です。

その日、講師はひとつの透明な壺を教卓に持って上がりました。サイズは20×30cm程…丁度大きめの花瓶程度の大きさです。

挨拶も程々に、皆の注目を集めた教師はその壺におもむろに拳大の石を入れ始めました。

もうこれ以上は入り切らない程、石を入れた教師は生徒達に問いました。

「この壺は、満杯かな?」

「そうだ」と答える生徒もいれば、「いや、まだ入るはずだ」と首を傾げる生徒もいます。

生徒達の反応を一通り観察した講師は、続けて砂利の様な細かい小石達を教卓の下から取り出し、今度は壺に入った石の隙間にそれを詰め始めました。

程なくしてこれ以上小石も入らないほど、壺は一杯になりました。講師は再び生徒達に問います。

「この壺は、満杯かな?」

何かを感じ取った生徒達は、隣の生徒とヒソヒソと相談したり、首を傾げたりしています。

それらの反応を見た講師は頷きながらも講義を続けます。次は教卓の下から沢山の砂が詰まった袋を取り出しました。

講師は、石と小石の詰まった壺に砂を注ぎ入れます。程なくして、砂が少し溢れる程、壺は石と小石、砂で一杯になりました。

講師は再び問います。

「この壺は、満杯かな?」

今度は多くの生徒が自信ありげに「そうだ」と言います。壺は見るからに一杯一杯ですからね。

その反応を見た教師はニヤリと不敵な笑みを浮かべ、次は教卓の下から何と瓶ビールを取り出しました。

その瓶ビールを壺に注ぎ入れます。ビールは砂に染み込み、先程まで生徒達が「一杯だ」と答えた石と小石と砂の入った壺に、綺麗に収まりました。壺は、今にも溢れ出しそうです。

そしてやはり講師は生徒に尋ねるのです。

「この壺は、満杯かな?」

○壺の教訓

多くの生徒が確信を持って「そうだ」と答えました。講師も満足気に、「うん、そうだね」と言います。

壺は、石と小石と砂とビールで満たされ、これ以上何も入りそうにありません。

「これは物理学の講義ではないよ」と前置きを説いた講師は、続けて生徒達に説明します。

この壺は、君達の人生だと考えてもらいたい。そして大きい石は健康や家族など、君達にとって非常に重要な意味を持つ事柄達だ。小石は、仕事や家など、その次に大切なもの。砂はちょっとしたお金や大事なコレクションなど、またその次に大切なもの。そして最後に注いだビールは、友人達との楽しい飲み会などだ。

まだ講師は生徒達に説明を続けます。

「僕がこの講義で君達に何を知ってもらいたかったと言うと、人生には物事の優先順位を決めるという事が必要だと言う事なんだ。

「例えばこの瓶に、僕が大きな石からでなく、砂やビールなどから注ぎ入れたとしよう。そうするとあっという間に壺は満杯になってしまい、後から石や小石を入れようと思っても、もう入りはしない。」

「つまり、人生には決まった容量の様なものがあって、友人との飲み会とか、優先順位の低いものばかりで満たしてしまっていると、あとから大切なものを入れようと思っても入りはしないと言う事だ。」

大切なもの(石や小石)は先に手に入れておかなければならない。ビールとか、それらは確かに君たちの人生を豊かにはしてくれるけれど、そんなものは後でも手に入るのだからね。」

「人生にも同じ事が言えるんだ。どうでもいいものばかりで人生を満たしていると、本当に大切なものが何か見失ってしまう。そして後から手に入れようと思っても、もう遅いんだ。」

何を入れるべきなのか、君達が今後の人生で何を大切にするべきなのか。物事の優先順位を考えて判断して欲しい。それがこの講義で伝えたかった事だよ。

○何を考えるべきなのだろう

これが今でも語り継がれる伝説の講義、「壺の話」の一部始終です。

要約するならば、「人生で本当に大切な幸せは、他の雑多な幸せばかり集めた後になってから手に入れようと思っても遅い。逆に、その他の優先順位の低い幸せは、後からでも案外手に入るものだ。」と言うのがこの「壺の話」から得られる教訓です。

良い講義ですよね。視覚的に分かりやすく、人生でとても大切な事を学んだ気がします。

とはいえ、ここで終わってしまってはこの記事はただの紹介話で終わってしまいますね。それではちょっと物足りません。もう少し深堀して行くとしましょうか。

○幸せの形は、人それぞれ

壺が人生を例えている事は変わりありません。人の持てるものや時間には限りがあり、壺と同じ様にそれは不変的な真理であるはずです。

違いがあるとすれば、壺と違って少々柔軟で、人によって大きさに差があったりすると言う事位でしょうか。それでも、「人生には限りがある」と言う真理は変わりません。

「大切なものから、先に手に入れておかなければならない」と言う教訓も真のものでしょう。異論はありませんが、強いて言うなれば壺の話と違って人生は「辛い経験をする事になるが、一度入れた物を捨てる事も可能である」事と、「壊れさえしなければ、何度でもやり直す事が出来る」と言う点でしょうか。

ただ、講師の講義に異論を唱える前に、我々は考えなければならない事があると思います。

それは全体ではなく個々人にとっての「石は何か?小石は?砂は?ビールは?」と言う問いです。

講師は、最も大切な石は「家族や健康」と言いました。しかし我々はそこで疑問を持たなければならないと思うのです。

「家族や健康」は、果たして誰にとっても人生で最も重要な幸せなのでしょうか?また、常にそうなのでしょうか?

石や小石、砂やビールはつまるところ「幸せ」の例えです。では、その「幸せ」とは、石やビールのように誰から見ても同じものなのでしょうか?

そうではないと思うのです。星猫は常日頃から言っておりますが、「幸せの形は人それぞれ」だからです。

○あなたにとっての「石」は何か

きっと、その講師にとって最重要な幸せは「家族や健康」なのでしょう。確かにとても大事な物だと共感しますし、ものの例えとしても分かりやすいです。

でも、例えばあなたが年老いた時…老いによって不可逆的に蝕まれていく「健康」をいつまでも最優先事項として持っておく事が果たして本当に幸せな事なのでしょうか。

健康を優先して、常に味気ない食事ばかりを摂るのではなく、思い切って好きな物…それこそハンバーガーやお酒なんかも楽しむ老後の方が幸せだと思いませんか?少なくとも星猫にはそういったお年寄りの方が案外幸せそうに見えるのです。

「家族」もそうなのです。あなたの幸せを大切にしてくれる様な家族なら確かにそうなのでしょうが、暴力や正論であなたをコントロールしようとしたり、自分の事ばかり考えている家族との関係性は、果たしてあなたにとって「石」の様に、最優先するべきものなのでしょうか?

何が石かは人それぞれなのです。中には「お金」だと答える人もいれば、「友達」「仕事」、「夢」や「恋人」なんて人もいますね。

「大切なものを先に手に入れておかなければならない」と言う教訓は変わりませんが、自分にとっての「石が何か」「ビールは何か」を見誤ってしまうと、この教訓を活かす事はとても難しいでしょう。

○大切な事は「優先順位をつける事」

人それぞれなのです、人それぞれ。そしてそれらはTPOによって常に変動しうる可能性を秘めたものでもあります。

であれば、我々がこの「壺の話」から最も学ばなければならない部分と言うのは「常に自分にとっての石がなにかを考え、物事にしっかりと優先順位をつけて動く事」なのではないでしょうか?

大切な事は「優先順位」なのです。「優先順位」をつけずにあれもこれもと手に入れようとした場合には、本当に大切な物を失いかねないと言うのが「壺の話」の結論なのです。

○まとめ

いかがだったでしょうか?

大変に興味深く、そして分かりやすい話だったと思います。流石、伝説の講義と言われるだけありますね。

ちなみにこの「優先順位」のお話は、実は「価値観」についてのお話だったりもします。「価値観」を辞書で引くと「物事の優先順位の付け方」とあります。ほぼ同意義語なんですね。

今一度、自分に問うてみるべきでしょう。「自分にとっての石は何か?小石は?砂は?ビールは?今自分は、それらにきちんと優先順位をつけて動けているのか?どうでもいいものばかりを集めてしまっていないか?それによって優先順位の高い物を失ってしまってないか?」よく考えてみましょう。

ちなみに、余談ですが星猫は恋愛至上主義なので、大体にして「石」=「パートナー」だったりします。仕事やお金なんかはどうとでもなりますし、パートナーを幸せにしていると言う感覚こそが最も重要な幸福感だったりします。

いつもに増して、少々真面目な話でしたね。さ、皆さんはどうでしょう?

ふふふ、哲学の入り口へようこそ…𓃠𓈒 𓂂✨️

○ご挨拶

タロット星の猫では、対面鑑定及び電話鑑定のご予約を常時お受付しております。ご希望の方はHP内ご予約プラットフォームよりご予約、または営業時間内に直接ご来店下さい。

当ブログの記事より、「もっと深く知りたい!」やご自身のケースに応じたアドバイスをお求めになられる方は、是非この機会にご活用ください。

いつでも、ご依頼お待ちしておりますね𓃠𓈒

「タロット星の猫」

高知県高知市帯屋町一丁目5-12

Tel.080-2895-6796

営業時間 11:00〜20:00 水曜定休

Home

Home

店舗紹介ページ

タロット星の猫 GoogleMapリンク

https://maps.app.goo.gl/QbCH6JkHZKpjGXWE9?g_st=ic

系列店舗紹介

○タロット占い風花ホームページ

http://kazehana.fool.jp/

○WINE&CAFE風花ホームページ

http://kazehana.fool.jp/cafeKAZEHANA.html

上部へスクロール